3. もう時効??今だから話せる業界裏話

3. 9.エピローグ

もう時効だと思うので、忘れないように書き留めておいた古い話しを、思うままに書いてみました。
実名は入れてないので、本人の特定は出来ないと思いますが、読んで不快感を覚える人がいたら御免なさいです。
なんか談合とか、それに対する圧力みたいな感じの雰囲気が、分かって貰えたでしょうか。

東京都なんかは随分改善されたと思いますが、外郭団体とか第3セクターなんかの管理の仕事とか、任意指名案件とかまだまだだと思いますね。

例えば、江東区の造園における年間管理の案件ですが、すべて区からの任意指名となっています。
ここ何年も当社が指名を受けた案件のみ競争が激しいのですが、当社が指名メンバーに入ってない案件に関しては、いつも、ほぼ満額に近い高値落札になっています。
そして驚く事にその高値落札案件に関しては、毎年同じ業者が同じ案件を高値落札するという事が続いているのです。
残念ながら今年平成23年度も、そういう結果になりました。
毎年、契約後には、すべての契約金額が公表されるにも関わらず、高値落札が同じ業者で続くのは、不思議ですね。
当社がその案件に対して指名メンバーになった事はありませんし、多分その案件に関しては指名メンバーになれないよう何らかの圧力が働いているのでしょうと考えています。
この年間管理の件に関しては、任意指名であり指名メンバーが、予め見えないところで決められているというところに問題があるので、希望指名制度にしたらいいと思うのですが、何か不都合な事でもあるのでしょうか。
あるとしたら、毎年特定の業者が高値落札出来なくなるという事ですけど。

任意指名の件をどう思いますか?という事で、23区なんかの地方行政区は、官民シガラミだらけで、まだまだ改善すべき事がたくさんあると思います。

国はやっぱり独立行政法人なんかが問題で、管理とか随意契約とか、天下りとか、色々な問題がらみで、どうにもならないん処があるんじゃないのでしょうか。
以上、何の事言ってるのか、分かりましたでしょうか。

追 記
東日本大震災で甚大な被害が発生しました。
これから復旧のために、建設業に携わる我々が中心になっていかなければと思いますし、また公共工事も数多く発注されると思います。
国の税収も少なく赤字国債垂れ流しの状況にあっても、被災された国民の方々を、国や被害に遭わなかったその他全員の国民が、全力をあげて助ける努力をしなければいけないと思います。

その為にも、公共工事に於ける私利私欲に走るような、談合行為は絶対に根絶しなければいけないと思います。

少しでも談合の疑いのある案件については、罰則を厳しくする。
そして競争入札によって予算を余らせた分を、そのまま復興資金に廻せるような横断的なシステムがあったら良いんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
そういうシステムがあれば、実際に現地に支援に行けない中小建設業者の我々でもお役に立てると思いますし、全国で同じような支援が出来ると言う事にも成りますし、元々が予算の余りなのであれば、支障も問題もないはずと考えるのですが、どうでしょうか。
全国で公共予算を使い切らずに余らせる努力をし、それを復興資金に回せばいいと思います。


消費税を上げたり、赤字国債を発行するのは最終的な方法として、まだま
だ出来る事はあると思います。



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