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3. もう時効??今だから話せる業界裏話 |
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3. 5.担当係長からの横暴で妙な圧力 平成18年も前年に引き続き、地元でありながら工事希望を出しても中々指名に入れて貰えず、公表案件10件の内3件しか指名を受ける事が出来ませんでしたが、年末になってなんとかその内の1件仙台堀川公園改修工事を落札する事が出来ました。工期は平成18年12月から平成19年3月です。 この工事に於いて当社として大きな問題が発生する事になります。 元々の原因としては、公園内の工事区域内を横断道路を含め安全確保の為、全面閉鎖しての工事施工の予定が近隣に事前説明がされておらず、近隣説明の為の着工延期があり、その後の再度の着工予定も横断道路の閉鎖について隣接する会社からクレームが入り再度着工が伸びる事になりました。 その他この後にもこの工事に対し、近隣の団地自治会のクレームとか、町内会長さんのクレームとかも重なり、その都度、協議説明の為にさらに着工延期となり、結果として横断道路を確保しながらの工事区域を二分割しての施工を余儀なくされる形での施工となりました。 また水上テラス部の木製デッキの基礎部の設計変更もあり、結果としては着工予定日より1ヵ月程度遅れての着工となりました。 着工までに色々な問題があり、工期の上でも工事施工上の上でも、当社として不利益を被る形になりましたが、工期に間に合うよう努力して工程を詰めておりました。 この時点で、着工遅れでの工期短縮の問題は、当社工事責任者から残りの工事期間は、まるまる2ヵ月あるのでなんとか工期内には竣工出来るとの報告と、近隣説明に関する問題での着工の遅れは、区の方の問題であるので特に問題にはなっていないとの報告を受けていました。 当社工事責任者が工事着工後、再度工期内完了予定の工程表を作り担当者に提出したところ、上司にあたる担当係長から、当社工事責任者に対し工事打ち切りを打診されたとの報告がありました。 やっと着工が出来たので、本来であれば工事の工期内完了に向けて、担当上司として的確なアドバイスや技術指導などがあって、官民一体となり工事竣工に向けて頑張っていくのが普通だと思うのですが、工事打ち切りを示唆して工程表の再作成を指示され、工事打ち切りの受諾の確認を迫られたとの事でした。 この担当係長はこれまでの経過の中で、近隣住民のクレームの対処をしてくれる訳でもなく、また当然そんなに工期が心配であれば、現場に来て現場責任者に質問でもあって良さそうなものですが、現場では一度も見かけた事もなく、どう解釈したらいいのか理解に苦しむという報告でした。 という事は担当係長は、驚いた事に現場を見ないで工事の打ち切りを主張してるとしか思えないのです。 なぜならこの時点では横断道路を確保する為、工事区域を2分割して全体的に工事区域を広げての施工をしており、ここでやっと着工にこぎつけた工事を中止とする事は、地域住民の関心の高まりからも、これまでのクレームの多さから言っても、この地域にとって大きな問題になるはずだったのです。 この事で当社工事責任者、営業責任者、代表者の3人が呼び出しを受け、区役所内で担当者、担当係長、工事課長の3人と、合わせて6人での協議が持たれる事になりました。 この会議自体が非常にオカシナ会議で、6人掛けの長テーブルで向かい会って座ったのですが、担当係長は一切こちら側を見ない、こちら側の意見は聞かない、こちら側には話さない、という見猿、聞か猿、言わ猿になったのです。 もちろん挨拶もせず、名刺も受け取らないので机の上に置くしかなく、結局最後まで放置されたままになりましたが、これが初対面での常識ある大人としての対応とは思えず、いつもの業者に対する態度なのか、非常に人間性を疑いたくなる不遜な態度に見えました。 結局担当係長は工事課長にのみ小声で話し、それを工事課長が我々に話し確認をするという形での変則的な会議で、会社側の3人は全く無視される形で、区の担当者の発言も一切なく、最後まで担当係長は我々の事を見る事もなく、話す事もなく、意見も聞く事もなく、工事課長に話し工事課長が我々に話し内容の確認をするという事で、このオカシナ会議は終了となりました。 要約するとこの会議は、担当係長より工事進捗状況甚だしく遅い為、今後の一週間の工事進捗状況を見て、進展が見られなければ工期内に間に合わないものと判断し、本工事を打ち切ります。という確認を工事課長立会いの下、会社代表者を含めてのこの会議で、最終的に受諾させたいという事を目論んだものだったという事です。 またその他に工事打ち切りの理由としては4月に区長選、並びに区議選などの選挙がある為、工事遅延の場合はペナルテイが科せられるなどという事も持出し、受諾した方がいいんじゃないかという事で、本工事を打ち切りにしたいという強い意志が見えるのでした。 端的に言えば、既に本工事打ち切り後のスケジュールが、決めてあるがごとくに工事打ち切りを迫るという事です。 そうでなければ、この早い段階での工事打ち切り要請は、ありえません。 何かがおかしいです。 区の発注した工事に対して、請負業者側に工事完了の意志があるのに、発注者側の責任者がしきりに工事打ち切りを目論んでいるという事は、何かがおかしいのです。 これでは主客転倒してると言わざるを得ません。 これは大問題で区はやる気のない工事を発注してるという事でしょうか?。 担当係長は本工事を打ち切りにする事で、何を得ようとするのでしょうか?。 いずれにしろ安易に工事打ち切りを要請するのは、どう考えても問題があると言えるでしょう。 この会議については非常に悪意を感じるものでした。 担当係長の不遜な態度といい、変則的な会議といい、当事者である担当者と当社工事責任者の発言を一切聞く事もなく、工期の短縮に関する説明の機会もなく、まだ残工期は充分にあると考えてる段階で、請負者が工期内完了の予定でいる工事に対し、工事打ち切り勧告はどう考えても普通でなく、稀な状況だと言えると思います。 いずれにしても、工事の打ち切りをしたいのですが、工事打ち切りに対し明確な理由もなく、強制的に打ち切りは出来ないので、工事打ち切りの為の言質を取りたいと思ったのでしょう。 当社としては、もし着工遅延の理由があるとしたら、近隣の説明が徹底されておらず、また工事区域の囲い込みも出来ず、その協議の為遅れたのであって、主な原因は区の側にあるのではないかという事です。 この問題に関しては、当社として既に発注済みの材料や遊具、下請けへの既発注分などで甚大な被害額が発生する事は容易に予想されるのと、工事を 中止する事による会社の信用力の低下なども考えると、会社の存続も含め工事業者としても請負業の根幹に関わってくる問題なので、当然まともな会議があったとしても受諾出来る事ではありませんし、官庁発注の工事に対してはどうしても発注者側が強い立場であるので、業者の立場として法の中で対等な立場として争いたいとの趣旨を、正式な抗議書として江東区長宛てに送る前に工事課長宛てに送付しました。 すぐに工事課長から呼び出しがあり、この工事については工事課長が直々の担当となる事と工期の再確認の上で工事継続となりましたが、区の問題と責任は追及する事が出来ず、また前回の会議以後、2度と担当係長とは顔を会わせる事はありませんでした。(正確に言うと、工期最終週に何度かこっそりと現場を見に来てるのを当社社員に目撃されています。何の為なのか) 工事については工期内完了を果たし、4月の選挙にはどんな関係があったのか判りませんが、いずれにしろ理にかなってない打ち切り要請であったとは思います。 大きな疑問として、工事打ち切りなどの会社の存続や請負契約の根幹に関わるような問題を、理不尽な形で要求する事など、一介の担当係長がその立場で勝手にやろうとするとは理解できません。 そこにはなんらかの力が、働いていると思えますがどうでしょうか??。 平成19年度の新年度に入って、工事課長は1年しか在籍していないのに、なぜだか検査係長へと転属となり、担当係長は工事担当から外れました。 また当社の工事希望も、なぜだか判りませんが過去2年と違って区内他業者と同様に指名されるようになりました。 担当係長については、当社が請け負っているこの工事に関して、なぜ理不尽な工事打ち切り要請をしたのか、また会議に於ける不遜な態度に関しても、区の職員でいる限りは、その内機会があると思うので聞いてみたいと思ってます。 |
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